広告効果計測:インストール計測方法とLookback Windowについて
本マニュアルでは、adbrixが広告効果を計測する際の方法とLookback Windowについて説明します。
1. アプリ環境の特性と指標
アプリ広告はスマホ紙面に掲載され、エンドユーザーはここから広告をクリックしてストアに移動いてアプリをインストール&起動します。
計測ツールはこのプロセスを追跡し、どこからアプリをインストール&起動したかを計測します。
(ここでのインストール&起動という表現は、サードパーティの計測ツールの特性上、計測可能は地点が「アプリの起動」であるためです。 adbrixでは「インストール」と表現しておりますが、実際はアプリの起動地点となります。)
2. アプリインストールの計測(アトリビューション)方法について
adbrixは、ラストクリック(Last Click)アトリビューションモデルを利用します。 つまり、1名のユーザーが複数の広告をクリックした場合、最終にクリックした媒体のインストール成果を認める方法です。
adbrixが媒体別のインストールを計測する方法は3つであり、クリック時とアプリ起動時のデータをマッチングして判断します。
① Google Referrer
Google Playに即ランディングしてアプリをインストール&起動した際、Google Playが提供するレファラー(Referrer)を利用して流入先を判断します。
マッチング率は100%ほどですが、Google Playだけ提供しており、ユーザーがGoogle Playから離脱すると計測ができない方法です。
② 広告IDマッチング(ADID/IDFA)
媒体が計測ツールに広告ID(ADID/IDFA)を直接提供して流入を判断します。
クリック時に広告IDを提供するため、クリックから起動まで計測する期間の制限を特定することができます。
この方法は媒体が広告IDを提供する時にのみ利用可能です。
③ フィンガープリント(Finger Printing)
Google Referrer方法と広告IDマッチングが利用できない場合に適用します。ユーザーのアプリ利用環境の中、取得できる情報を利用して流入先を判断します。
ユーザーのIDアドレス、端末情報などを利用します。しかし、このような情報は変更の可能性が高いため、Google Referrerや広告IDマッチングよりはマッチング率が低いです。
3. Lookback window
adbrixは、ラストクリックの後、特定期間内に発生したインストールを成果として認めます。 このような成果承認期間をLookback Windowといいます。
*adbrixのLookback Window インストール計測方法によるadbrixのLookback Windowと適用優先順位は下記になります。
優先順位とは、2つ以上の計測方法が可能な場合に優先して適用される計測方法となります。
(インストール計測方法の調整とLookback Windowの調整は、メディア設定より調整可能です。)